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政治を考える② 「フェイクニュース」

みなさん、こんにちは~

 

たまです!

 

前回、「日本政治を取り巻く危険性」というテーマで、以下の2点をみていきました。

 

・広まる無関心

・進む二極化

 

今回は、「溢れるフェイクニュースというテーマで見ていきましょう。

 

フェイクニュースの定義

フェイクニュース」という言葉は、様々な角度から論じられており、絶対的な定義があるわけではないようです。

一つの定義として、今回は紹介します。

 

フェイクニュースとは?

参考:総務省/令和元年版 情報通信白書のポイントhttps://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd114400.html

 

フェイクニュースの定義は、研究者によって様々である。嘘やデマ、陰謀論プロパガンダ、誤情報や偽情報、扇情的なゴシップやディープフェイク、これらの情報がインターネット上を拡散して現実世界に負の影響をもたらす現象は、フェイクニュースという言葉で一括りにされているからである。(中略)

インターネット上で英語辞書を提供しているDictionary.comは、2017年に「fake news」を辞書に掲載している。それによると、フェイクニュースとは「センセーショナル性を持ち、広告収入や、著名人・政治運動・企業などの信用失墜を目的としたオンライン上で広く共有されるように作成された偽のニュース記事」であるとしている。何を「偽」のニュースとするかは上述したとおり様々であるが、「フェイクニュース」の特徴を端的に示したひとつの例といえるだろう。

 

より簡潔にまとめると、「うそのニュース記事」ということです。

では、なぜこのフェイクニュースという言葉を近年耳にする機会が増えたのでしょうか??

 

最も大きな理由は、SNSの普及に伴い、情報発信の流れが大きく変わったことがあると考えています。

 

〇かつての情報発信

一方通行の流れ!

マスメディア(新聞・テレビ)、政治家、大企業など、
情報を持っている「一部」の人

→一般市民

 

〇近年の情報発信

双方向の「コミュニケーション」!

マスメディア⇔あなた

政治家⇔あなた

大企業⇔あなた

芸能人⇔あなた

 

一人ひとり(あなた自身)が現代の主役で、一般市民が情報を受け取る側だけでなく、「発信する側」にも回ったことが極めて大きいと考えています。

 

多くの人が発信するということは、誤ったニュースや(意図的な)うそのニュースが絶対数として混じる可能性が高くなるということです。

 

フェイクニュースの数の変化イメージ(フェイク率を「1%」と仮定)

・かつて

情報発信→1,000人

フェイクニュース→10人

 

・現代

情報発信→100,000人

フェイクニュース→1,000人

 

あくまでイメージですが、なんとなくフェイクニュースが増えていることが理解していただけたでしょうか。

 

特にインフルエンサーと呼ばれる、「他者の行動に大きな影響力を持つキーパーソン」(影響力や好感度の高いタレントや著名人、各分野の専門家、著名なブロガーなど)の投稿は大きな影響を与えます。

 

とくに、人の行動の特性として、嘘が真実よりも広まりやすい」「人間が正しい情報よりも虚偽のニュースをリツイートしやすい」という現実は重く受け止める必要があると思います。

 

※2018年にマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が行った大規模調査によると、ニュースが1500人に届くのにかかる時間は、真実のほうがウソよりも6倍長い時間がかかるそうです。スピードに加えて、伝わる範囲やリツイートの回数などでもウソは真実を上回っていました。

 

政治とフェイクニュース

政治はフェイクニュースによって、大きなリスクを受けています。

フェイクニュースが大きな話題になった例

EUからの離脱の可否をめぐる国民投票(イギリス・2016年)

・大統領選挙(アメリカ・2016年)

・総統選挙(台湾・2020年)

 

〇シャープパワーと中国の存在

国政政治の舞台では、「ソフトパワー」「ハードパワー」という表現がよく使われてきました。

 

ソフトパワー

社会の価値観、文化的な存在感、政治体制などが他国に好感を持って迎えられ、外交に有利に働くこと。

例:日本の食文化、韓流(韓国文化)、アメリカの自由主義

・ハードパワー

→他国の内政・外交に影響をおよぼすことのできる軍事力・経済力のこと。

 

では、シャープパワーとは何でしょうか??

・シャープパワー

権威主義国家が、強制や情報の歪曲等の強引な手段を用いて、未熟で脆弱な民主主義国家に自国の方針を飲ませようとしたり、世論を操作したりするもの。

 

このシャープパワーはフェイクと大きくかかわってきます!

現在の世界では、第二次大戦のような大規模な戦争は起こりづらいといわれています(主要国は核兵器を持っていますので)。

一方で、経済力や軍事力が他国に大きな影響を与える現実は残っています。

 

そうした現実をうまく(ずるく)利用し、自国に有利になるような「情報戦」が近年活発になっています。

 

その「情報戦」の中には、(意図的な)フェイクニュースも含まれ、特に中国やロシアなどの権威主義体制の国(民主主義とは言えない国)が、民主主義体制の国の政治に「こっそり」介入する動きが加速しています。

 

そうしたソフトともハードとも色彩が違うパワーのことを、「シャープパワー」(鋭い力)といいます。

決して、日本も例外ではありません。

 

続きは、次回とさせていただきます(^^♪

本日もありがとうございました!